33×33が1000を超えるのがどうしても直感にそぐわない

 まず余談から。
 現代における単位は、長さはメートル、重さはキログラムを基準とするものでほぼ統一されています。しかし農家さんの世界では長さや面積についてはいまだに尺貫法が根強く、パイプハウス(ビニールハウス)の大きさなんかも「3.5間×20間です」とか言われてピンとこなくなることがよくあります;-o-)ちなみに見積書などにもこの単位が用いられていたりするので(「3.5k×20k」などと記載されます)計量法的にもグレーな感じです。
 また、「1反の田んぼ」といった表現も当たり前です。ただしこちらについてはメートル法に基づく単位と実質的に統一されています。つまり
・1町(ちょう)=1ha=10,000㎡
・1反(たん)=10a=1,000㎡
・1畝(せ)=1a=100㎡
という扱いになっています。たまたま値が近かったからスムーズに移行が進んだという例です。

 さて本題です。「1反=1,000㎡の正方形の田んぼ」があるとして1辺いくらなのかを考えたときに、どうしても33.33…mという直感が先にはたらいてしまうのです。知識としては√10=3.16227766というところまで頭に入っているので答えが約31.6mなのは明らかですが、まず33.33…mが頭に浮かんでしまうのです。なんか31.6mでは足りない気がしてならないのです。
 間違えることはないとはいえ、この違和感を終生味わい続けるのも面白くありませんので;-o-)義務教育の早い段階で√10=3.16と教えて、反射的に浮かぶようにしておいていただきたいです(自分が忘れているだけだったらスミマセン)。実社会では√5とか円周率以上に使用機会が多いかもしれません。