キングオブキングスGのシナリオモード(ルシファーとの戦い)をクリア

 ファミコンの超傑作SLGでありますキングオブキングスをアレンジしたフリーゲーム、キングオブキングスGです。いつかやってみたいと思っていましたが最近になってようやくプレイすることができました。
 ソフトは多目的空感さんで入手できます(現在のバージョンはver16_2)。

kyolucam.wixsite.com

 原作と比べるとキャラクターのグラフィックが微妙にアレンジされていますし、強さも調整されているほか、一部キャラクターに特殊能力が付与されているなどオリジナル要素もあります。バランスに関して言えばモンク以外、ジャイアントをはじめとして全体的に打たれ弱くなった感じですし番狂わせも出やすくなったように思いますので、その辺りは若干好みが分かれるかもしれません。しかし原作のエッセンスは十分に生きていますし、よりスピーディにストレスなくプレイできるのでハマること請け合いです。

 ここ数日をかけてシナリオモード(ルシファーとの戦い)をやっていましたが、思った以上に大変だったので攻略といいますか、たまたまうまくいったプレイをメモしておきます。

  • キングウィルカム……このゲームの基本でありますハーピー・ゴブリン・エルフの3すくみを理解することと、ファイターの全滅を防いでレベルアップを図ることができれば特に問題はないはずです。
  • エレンディア進撃……早めに最初の城を捨てて途中にある中立の城を占領すれば十分な体勢になります。
  • 奪回アトラス平野……ここからが問題です。原作では中立だった城にルシファーの分身(同盟)である黄色キングが居座っています。かといって東に進もうとしても砂漠が邪魔ですし資金も足りず行き詰まってしまいます。
     そこでいきなり黄色の城をハーピー3体ほどで囲んで後はファイターを量産し、キングも出撃して開幕早々黄色を撃破する方針としました(失敗したら即リセット)。うまくいってもその後に東へ進む道が細いため、部隊の逐次投入みたいな状態になりやすいのですが、砂漠の横にある町を使うなどして戦力をためて一気に南東になだれ込みます。
  • 決戦のケオシアム……敵はさらに増えて3チームとなります。町に強キャラを置いてじっくり迎え撃とうとしても数で圧倒されてしまいます。打って出ようにもどっちに進んでいいのやら。
     というわけで2日ほど考えた結論ですが、まず城のすぐ北西の町を占領するとともにすぐ南の町にファイターとソーサラーを派遣して占領します。そこではスケルトン(ほぼ攻撃されない)を量産して敵が川を渡ってこないようにし、町に寄って来る敵をバルで撃破。ソーサラーはグリフォンにも強いので割と簡単にウイザードになれます。一方でキングは南西の中立の城を占領。そのまま4000円貯めてドラゴンを作り黄色キングを単独で暗殺;-o-)あとはウイザードを西側に持ってきて(町に8体スケルトンを残しておくと相当維持できます)新たに生産したキャラクターと共に南下して町を占領していきます。北の町は一時占領されてしまうかと思いますが資金に余裕が出たところで奪回します。
     そのうち緑キング(モンクとゴーレムをやたら作る)のゴーレムが赤キングの町で補給を受けるようになり赤キングの資金がなくなり脱落、あとはドラゴンの群れで緑ゴーレムを潰していくだけの展開となりました。
 
 最後はどこまで再現性があるかわかりませんが参考まで。
 なおクリアすると一旦エンディングとなり、さらにオリジナルシナリオがプレイできるようになります。だんだんスケルトンを壁にする作業ゲーになりますが;-o-)

1つのゲームで遊び続けるというスタイル

 70年代からのゲーマーとして、1つのゲームを10年20年と長くやりこむプレイヤーには結構憧れます。
 レトロアーケードだとグロブダーとかグラディウスⅢみたいな高難度ゲームが対象になりやすいですけども、特に後者なんかは安定した攻略も確立され、発売当時生まれていなかった世代が流れ込むようになっていて、当時全く手も足も出なかった凡プレイヤーとしても感慨深いです。 
 しかし80・90年代はともかくとして、コンテンツの消費速度がどんどん早くなる中でゲームの寿命も縮んでいるのではないか……と思っていたところ、こんな記事が目につきました。

news.denfaminicogamer.jp

 言わずと知れた対戦格闘ゲームですけども、もう上手くなるとか勝ち負けの道具ではなく想像力と自己実現のツールになっている感じです。本来の攻略の中にそういう試行錯誤があるのが理想なんでしょうけども、こういう懐の深さがある「いいオモチャ」であることが長く愛される条件なんだと思います。
 あと次のくだりも興味深いところです。

 これだけ稼働から年数が経っていると、試合中に偶然起きてしまうようなバグって、確率的に考えてもう出尽くしているはずじゃないですか。それでも、これだけネットが普及しているにも関わらず、このバグを見たという人がほとんど居ない。僕なんかはもう、「これは目に見えない乱数なんかが絡むような運任せのバグなのかな」って、とっくに諦めていたんです。でも、ひとりのバグ研究者がこれをずっとずっと研究し続けていて、去年の11月についに再現方法を発見して確立させてくれました。

(上記記事より)

 科学的な発見なんかも案外こんな感じで、解明してみたらなんてことない仕組みだった、というのは非常に多いのではないかと思います。


 自分はもう最近はゲームをやってませんが、身近な存在としてはやっぱりAccessがこれに近いですねえ。実用ソフトですし、バグ発見しても可笑しいどころか困るだけなんですけども;-o-)思い付きでいじってたら意表を突く結果になった、というのは確かにあるので、こういう探究心は見習っていきたいです。

EXCELでUNIQUE関数などがいまだに使用できない

 2月になってOffice365の更新があり、バージョンが1901になりました。
 そこで以前から話題になっていたEXCELの新関数、具体的にはFILTER、UNIQUE、SORTといった関数がついに使えるようになったのではないかと期待して動かしてみたのですが、何も起こらずエラーになりました。残念_ _)
 いずれも大変便利で、これまでの表計算の考え方を変えるかもしれない(Googleスプレッドシートではもうやってますが)重要な関数ですので、1日も早く実現してもらいたいと思います。
 ところで気になるのは以前のバージョンの扱いです。関数に限らず、調べてみて使えると思った機能が(実は新機能のためEXCEL2010などでは)使えなくて困るというケースが職場でも目立つようになったので、今後旧バージョンとの分断が進むとますます混乱するのではないかと、ちょっと心配なところです。どういうサポートポリシーだったかよくわかりませんがEXCEL2019のPOSAでは一生UNIQUE関数は使えません、とかだったら悲惨ですねえ;-o-)