ナンバーフォーム(数型)の共感覚について

 たまにですが、数字を思い浮かべるときに固有の並び方をイメージしている人がいます。この感覚(イメージ)はナンバーフォーム(数型)と呼ばれ、共感覚の一種とされています。
 専門書があれば詳しいのでしょうが、手元の古い事典では次のように説明されています。

数型 数字を思い浮かべるさいに、それらの数字がいろいろの形になってあらわれてくることがある。これを数型 number form という。
(平凡社 世界大百科事典(1972) 記述の一部を抜粋)

 形といってもフォント的なものではなく1,2,3…という値の並び方を指していて、同事典では次のような例が挙げられています。

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(平凡社 世界大百科事典(1972))

 私も数字の並び方に関する感覚はあるのですが、それは平面的なものです。数型は三次元的なものであると説明されることもあるようで、私の感覚がナンバーフォームと呼ばれるものなのかは正直よくわかりません。

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 いずれ蛇足になりますが、私のイメージは次のようなものです。数字が半円状に並んでいるというものです。
 方向としては数直線とは逆に、マイナス側が右、プラス側が左となっています。おそらく幼いころに眺めていた時計がもとになっているものと思われます。


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 ところで、より大きい桁をイメージしたときも同じような並びをイメージしています。描画が厳密ではありませんが、要するに半円型の自己相似をイメージしているといった感じです。