自分は左利きです。小さい頃に右利きに改めるよう指導され、かろうじて箸だけは右で持つようになったものの、それ以外は定着せず、投げるのも字を書くのもいまだに左です。
右利きが世の大多数なのは事実ですが、左と右は全くイーブンな概念であってなぜそれを「矯正」などといって変えようとするのか、子供心に疑問を覚えた記憶があります。いまもそうですし、経験上特に困ったこともないので、お子さんが左利きの親御さんに「大きくなって困ることない?」と聞かれたときも率直に「困りません」と回答しています。ただしスポーツとか楽器についてはやってないのでわかりません。
ついでになりますが、たまに言われる「不便」も、人を馬鹿にしてるのかと思うものが多いので一部について触れておきます。
- 自販機のコイン投入がしにくいのでは。
→立ち位置を調整してください。
- ハサミがうまく使えないないのでは。
→普通に切れます。職人的な精度を求める場合にどうなのかはわかりませんが、実生活では問題になりません。
- 字を書くときに手が汚れるのでは。
→私の場合は(手を内側に巻き込むような持ち方ではなく)ペン先を向こうに突き出すような持ち方なのでそれほどでもありませんが、確かに鉛筆書きのときは汚れやすかった覚えがあります。しかしテストの点数に影響するものでもないですし、そもそも鉛筆の粉や消しゴムのカスが出るのが嫌なので社会に出てからは鉛筆を使ってません。
- エレベーターのボタンが押しにくいのでは。
→そんなものどちらの手でも押せます。
- カメラのシャッターが押しにくいのでは。
→押せないわけがありません。むしろ利き手をズームリング等に使えるのがありがたいです。
- マウスのボタンを逆転させないと使いにくいのでは。
→どっちでも即座に使えます。
- 固定電話が使いにくいのでは。
→全く困りません。受話器ぐらいどちらの手でも持てます。
- 食堂などで隣の人の右腕とぶつかるのでは。
→ガード下とかの狭い店でもまずないです。ナイフとフォークを持つような店でなければ腕はそんなに広がりません。むしろ問題なのは体の大きさではないでしょうか。
- 改札が通りにくいのでは。
→これは確かに。右手に荷物を持って左手に切符を持つようにしているので腕の伸ばし方が不自然になります。しかしそれだけです。
実際はこんなものです。仮に当てはまってもあるあるネタみたいなもので「生活上の支障」には程遠いものです。参考まで。