トーナメント戦における逆優勝について

 大きな大会があるたびにごく一部で話題になる逆優勝についてです。逆制覇とか裏優勝などともいわれますが、あと2週間もすると生々しい話題になるのでいまのうち;-o-)

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 このようなトーナメント結果(赤い線が勝ち上がり)があります。
 優勝者は当然ながらCですが、このとき逆優勝者とされるのがGです。なぜかというと、このGに勝ったHが次の試合ですぐに負けてしまい、Hに勝ったFも次の試合でGに負けてしまっているからです。自分に勝ったチーム、それに勝ったチームがことごとく負けているわけですから、Gはいわば推定最弱出場者となってしまうわけです。
 この逆優勝者の定義はトーナメント表を上からたどって次のように言い換えた方がわかりやすいかもしれません。

「「「決勝で負けた者」に準決勝で負けた者」に1回戦で負けた者」

 これなら、トーナメントの逆優勝者が1者しか存在しないこともすぐに理解できるものと思います。


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 ただしシードがあると少し様子が変わります。
 このような結果の場合、逆優勝者をAとすべきかCとすべきかで見方が分かれるかもしれません。Aは1回戦に出場していませんし、Cに勝ったBはその次の試合も勝っているためです。特にシードがそれまでの実績により選出されるのであれば逆優勝者はCとみる意見が多くなるでしょう。


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 さらにパラマス(ステップラダー)トーナメントになると上位の者は強豪であることが通例なので、このような結果における逆優勝者はAとみる意見が一層多くなるかと思います。これはまだわかりやすい結果ですが、比較対象がさらに増える例も考えられますので、このタイプのトーナメントでは逆優勝はさほど意味をなさなくなります。参考まで。