王手飛車角金銀桂香歩取り

 ♪Ocean Floor/Groove Collective

 …私の夢と希望が詰まった2TBのHDDが突如異音を発してそのまま使用不能となりました。私は貝になりたい;-A-)

 といいたいところですが気を取り直して将棋の時間です。
 王手飛車取りというと派手な決まり手の代名詞ですけども、ついでに他の駒(角や金など)を巻き込んで取りをかけ、「王手飛車角金銀桂香歩取り」にすることができるでしょうか。
 答えはそんなに難しくはありません。例としては次の図のようなものが挙げられます。

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 6六の角が3三に成りこむことで周囲の6枚に取りがかかり、さらに6六のマスが空くことで玉と歩の2枚にも取りがかかることで「王手飛車角金銀桂香歩取り」となっています。
 なお3三と2二にも駒を置いておき3三の駒を取るようにすれば「9枚取り」になります。通常の意味で9枚取りと言って差し支えないと思いますが、3三の駒には最初から取りがかかっている(1枚取り→9枚取りとなる)点については少々割り引いて考えるべきかもしれません。

 また、桂馬を使った方法として次のようなものも考えられます。

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 4五の桂が3三に成ることで周囲の6枚に取りがかかり、さらに4五が空くことで玉、金、歩にも取りがかかります。これなら最初に全く取りがかかってないので純粋に9枚取り(王手飛車角金銀桂香歩歩取り)といってよいと思います。実戦で現れることはないと思いますが、参考まで。