羽生竜王が敗れついに無冠に

 有馬記念もいつもどおり2着3着にしてしまいましたので、こないだの竜王戦について。
 最終局にもつれ込んだ時点で覚悟はしてたつもりですがやはり残念です。棋界の生ける伝説がただの九段に…というのは言い過ぎかもしれませんが、学生の頃から羽生・イチロー・武=世代の旗手、という時代を生きてきた人間ですので、今回の竜王位失陥はとても重いものに感じられます。内容を見ても、かつて絶対的な強さを誇った終盤で脆さが出るあたりに、やはり年齢的な壁というものを感じざるをえません。  
 まだ一線級の実力があるのは確かですが、各棋戦で藤井七段が台頭してくるのは間違いありませんし、タイトルへの挑戦はこれまで以上に厳しいものになりそうです。ここはなんとか順位戦でがんばってもらい、名人戦でのタイトル100期達成を期待したいと思います_ _)