前回の続きです。
改めての説明ですが画像はホテルのリーフレットからのスキャンで、今回は愛知県三谷温泉のふきぬきさんからです。残念ながらすでに廃業されておりゲームコーナーどころかホテル自体が取り壊されていて存在しません。
(ふきぬき/愛知県) クリックで拡大します
最近はレトロアーケードゲームのフライヤーがネット上で取引されていたりしますので各機種のより精細な画像も手に入りますけども、私としてはやはり現役で稼働しているゲーム機の姿に興味があります。そしてアーケードゲームというと町場のゲームセンター、いわば路面店の印象が強いかもしれませんが、かつてはデパートの屋上とかこういうホテルのゲームコーナーも大きな存在感がありました。少なくとも個人経営のゲームセンターと比べて資金力も高いですし、こういうゆとりのあるつくりも可能としていました。最近でいうIR(統合型リゾート)みたいな感覚だったのかもしれません。この写真も色乗りがよくてかっこいいですけども、今こんなロケーションが残っていたらすぐにでも列車に飛び乗って行きたいですね。夢に出そうです;-o-)
さて、右端に写っているのはユニバーサルのメダルゲーム、スーパースターです。あまりギャンブル性と言いますかゲーム性の高くない微妙な作品だったようですが大きな筐体はやはり目を引きます。
そして真ん中ですがタイトーのデッドヒートです。名前も含めてINDY800(Atari,1975)なんかを思い出させますけども、ハンドルがありません。どうもこれはメダルゲームだったようなんですね。下部に取り出し口みたいなのがありますし、上部の点々と光っているところ(投入口か若しくはボタン)にも納得です。
左に見えるのはセガのファロⅡです。左上に黒抜きで「FAROⅡ」と記されているのがわかるでしょうか。ゲーム性についてはよくわかりませんが、盤の表と裏の両側でプレイが可能になっているようです。黒を基調としてグッと締まったデザインが印象的です。
あと奥に見えるメカ群がたまりませんね。2人の女性の間に見えるのはじゃんけんピエロ(タイトー)で、右の女性の手の奥に見えるのはダービーデー(セガ)と思われます。あとド真ん中の上がオレンジっぽくて下が青いのはミサイル(セガ)のようですね。
というわけで第2弾は以上です。この他にもまだいくつかなつかしい筐体画像が残っていますので随時紹介していきたいと思います。
なお前回に続いて「オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶」さんの記事を参考にさせていただきました。
blog.goo.ne.jp
あとダービーデーについては公式(セガ アーケードゲームヒストリー)に解説があります。
sega-interactive.co.jp
追記:
スーパースターについて、ゲームマシン誌第40号6・7面に広告及び記事が掲載されています。上部のデザインは上記の画像とちょっと異なる感じですが……