我が道を行くレトロゲー研究の第7回目です。
今回は道後温泉の富士ホテルさんでして、こちらも残念ながらすでに廃業されている模様です。などとサラッと書きましたが、前回の鈴幸ホテルさんと同様にググっても全然記録が見当たりません。大型観光ホテルともなれば地元ではそれなりの企業だったはずですけども、今となってはこのような記事がその存在を伝えるのみ……というのも不思議な気がします。
というわけで画像はこちら。
(富士ホテル/愛媛県 クリックで拡大します)
さて、左端のマシンがサーカスサーカス(ユニバーサル,1978/風船割り)、その隣がスクラッチ(ユニバーサル,1977/ブロック崩し)となっています。
ユニバーサル機がメインになっているようでメダル関係も同社作品で占められていると推測されますがこれまた難解でして、中央左の赤い筐体はニューウインターブックに似ているように見えるものの今一つヘンテコでゲーム機らしさが感じられません。水平面の部分にウインターブックのパネルのような模様が浮かんでいるんですけどもなんでこういう色合いなるのかがサッパリ……というわけで謎のマシンです。
そしてその右のマシン。AUTO ROULETTEとか死ぬほどデカい字で書いてるんですが情報がなくてわかりません;-o-)キングオブキングス(画像はこちら)で本物ルーレットを採用してたんだからやっぱりユニバーサルの作品なんじゃないですか~という気はしますが予断は禁物です。
そしてなんといっても右側奥の大きい筐体。ナントカWINTER BOOKと書いてるから今度こそユニバーサルっぽいんですけども、やはり作品情報が得られず確証が持てません。むしろこの形、あなたファロちゃん?ファロちゃんじゃないの!?と言いたくなりますけども一体どういう関係なのか;-o-)メダルはやっぱりわかりません。正直お手上げです;_ _)
追記:
nazox2016様からコメントをいただいておりますように、赤いマシンは「ダービーグランプリ」という作品だそうです。また、右側奥のものについては盤面の記載をそのまま読めば「マルチウインターブック」であるとのことです。
私から付け加えられることはありませんが、ビデオゲームでもツムラという会社の作品がいくつかあったようです。もし同じ会社だとすれば、こういうマシンにも関わっていたというのは意外な発見です。
追記2:
コメントをいただいていたとおり、上記「マルチウインターブック」がゲームマシン誌第47号15面にて「ジャガー ウインター ブック」として紹介されています。