F-114/デイトナ500ほか実機画像

 写真で見る日本ゲーム観光史の第26回目です。
 さて、ネタがそれほど潤沢ではないとはいえ数か月ごとの更新では自分の寿命が先に来てしまう……という以前にプレイ経験のある皆様のお話を聞く機会を失ってしまうのではないかと気づきましたので思い出したように新記事です;-o-)

 今回のロケーションは下田グランドホテルさんです。
 だいぶ前に廃業されていますが現在も建物は解体されておらず、いまや有数の廃墟スポットと化しています。時代の流れとはいえ、昭和のレジャーブームの時代に惹かれてリーフレットを収集してきた人間(コレクターというほどのレベルではないですが)としては忍びないものがありますねえ-_-)

 それはともかくとして往時のゲームコーナーの画像がこちらです。

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(下田グランドホテル/静岡県 クリックで拡大します)

 まず最も目を引くのは中央奥のやや幅広なマシンかと思います。
 謎マシンですがタイトルが読めるのでなんとかなりました。F-114(Allied Leisure,1975)です。
 以下の動画でプレイの様子を確認できます。

https://www.youtube.com/watch?v=QgJ1PgGLlqQ

 おお、なんかすごいです。コントローラーがシートの右手元にあり、操作に合わせて右側のポッドみたいな部分とシートが一緒に左右に回転するようです。ギャラクシーフォースみたいですねえ;-o-)
 内容的には同時代のシューティングゲームと大して変わりないものの、これはちょっと驚きました。

 そしてその左隣に見えますのがこれまたちょっと珍しいデイトナ500(Allied Leisure,1976)です。関西精機のインディ500とちょっと紛らわしい感じですがこっちはデイトナ500です。
 結構メジャーな作品かと思ったものの、意外にもプレイ動画が見つかりませんでした。ただし以下のリンクから筐体画像などを確認できます。

Daytona 500 - Arcade by Allied Leisure Industries

 まあ単純なドライブゲームという感じですね。

 他に確認できるマシンとしては左端のピンボール機Quarterback(Bally,1976)のほか、スーパースピードレース(タイトー,1977)、ウエスタンガン(タイトー,1975)、赤いジャケットの方がプレイしているミサイルX(タイトー,1977)、右端のクロスファイヤー(タイトー,1977)が挙げられます。

 タイトー作品はクロスファイヤーがちょっと珍しいくらいでその他はよくみるものばかりですが、やはりF-114の存在は収穫と言っていいと思います。当時のリーフレットとしてはクッキリした画像だったので助かりました。もちろんまだ続きます。