第34回目です。
古代エレメカのウエイトが高いシリーズになってきましたので、今回は比較的明解な1980年頃のビデオゲームの世界に戻ってみたいと思います。
ロケーションは静岡県静岡市の三保園ホテルさんです。文字通り三保半島の先端近くにある老舗ホテルでしたが、この度のコロナ禍により2021年3月末をもって閉館となったとのことです。誠に残念なことです。
画像はこちら。
(三保園ホテル/静岡県 クリックで拡大します)
やはり目を引くのは堂々と並んだアップライトです。鈴幸ホテルさんのときもそうでしたが、この5連アップライト筐体というのがいかにもタイトーらしくてカッコイイのであります。
右から順番に、まずはスペースインベーダーパートⅡ(タイトー,1979)です。ステージ間デモや分裂インベーダー、レインボーボーナス、無駄撃ちなしクリアによる1UP、さらには史上初とされるネームエントリー(ただし海外ではStar Fire(Exidy,1978)という作品があるようです)など、フィーチャーはなかなか多彩だったように思います。しかし基本的な見た目がさほど変わらず、プレイスタイルにも変化がなかったのが問題で、結果的にギャラクシアンに負けてしまったという印象が強い作品です。
続いてフィールドゴール(タイトー,1979)です。ブロック崩しの亜流なわけですがコミカルな面白さがあり、私もキューティーQと並んで好きな作品です。中学校の修学旅行で泊まったホテルにたまたま置いてあり、とてもウケていたのを思い出します(その時点で超レトロでしたが)。ところで、しゃべるビデオゲームのはしりとしてスピークアンドレスキュー(サン電子,1980)が有名ですが、この作品に現れるアメフト選手も何かを叫んでいるような気がしてなりません;-o-)
そして真ん中の筐体がマリンデート(タイトー,1981)です。トラックボールを使ってタコのキャラクターを操作し、一定回数以内にゴールまで連れていくという、ゴルフゲーム的な内容のゲームです。かなりレアな作品かと思います。
さらにその隣がおなじみブルーシャーク(タイトー,1978)、さらにはスピードレースCL5(タイトー,1979)と続きます。
スペースがちょっと狭苦しい感じはしますが、インベーダーブームの名残が感じられるゲームコーナーで、これも昔から気に入っています。
追記:
コメントをいただきましたとおり、右端に見えるピンボールはゴットリーブ社のSpirit of 76(1975)またはPioneer(1976)とのことです。この部分だけでわかるとは恐れ入ります。