祝300記事

 メインブログの方ですがついに記事数が300に達しました。
 整理すべきページもあるので純粋に300とはいえないところもありますが、細かいことはいいんです。遅筆すぎる私のブログが300記事の大台に達したのです。300記事で10万円稼げるとか言っているサイトはみんな大ウソつきだったことが判明しましたが、そんなことも最早どうでもいいんです。
 しかしその記念すべき記事も相変わらず微妙すぎる内容なのであります。こんな記事を必要としている人間は年に1人ぐらいしかいないだろうと作った本人も思います;-o-)

www.accessdbstudy.net

 まあそれはともかくですね、面白いからいいんです。Accessは面白いオモチャなんです。ビルゲイツが私のために作ってくれたオモチャなので人様がこれをどう使っているかなど知ったこっちゃないのです。
 こんな記事を必要としている人間も5年に1人ぐらいしかいないだろうと思いますが自分が面白いので書かずにはいられないのであります。というわけで次は500記事でお会いしましょう;-o-)

www.accessdbstudy.net

左利きで困ることなどない

 自分は左利きです。小さい頃に右利きに改めるよう指導され、かろうじて箸だけは右で持つようになったものの、それ以外は定着せず、投げるのも字を書くのもいまだに左です。
 右利きが世の大多数なのは事実ですが、左と右は全くイーブンな概念であってなぜそれを「矯正」などといって変えようとするのか、子供心に疑問を覚えた記憶があります。いまもそうですし、経験上特に困ったこともないので、お子さんが左利きの親御さんに「大きくなって困ることない?」と聞かれたときも率直に「困りません」と回答しています。ただしスポーツとか楽器についてはやってないのでわかりません。
 ついでになりますが、たまに言われる「不便」も、人を馬鹿にしてるのかと思うものが多いので一部について触れておきます。

  • 自販機のコイン投入がしにくいのでは。
    →立ち位置を調整してください。
  • ハサミがうまく使えないないのでは。
    →普通に切れます。職人的な精度を求める場合にどうなのかはわかりませんが、実生活では問題になりません。
  • 字を書くときに手が汚れるのでは。
    →私の場合は(手を内側に巻き込むような持ち方ではなく)ペン先を向こうに突き出すような持ち方なのでそれほどでもありませんが、確かに鉛筆書きのときは汚れやすかった覚えがあります。しかしテストの点数に影響するものでもないですし、そもそも鉛筆の粉や消しゴムのカスが出るのが嫌なので社会に出てからは鉛筆を使ってません。
  • エレベーターのボタンが押しにくいのでは。
    →そんなものどちらの手でも押せます。
  • カメラのシャッターが押しにくいのでは。
    →押せないわけがありません。むしろ利き手をズームリング等に使えるのがありがたいです。
  • マウスのボタンを逆転させないと使いにくいのでは。
    →どっちでも即座に使えます。
  • 固定電話が使いにくいのでは。
    →全く困りません。受話器ぐらいどちらの手でも持てます。
  • 食堂などで隣の人の右腕とぶつかるのでは。
    →ガード下とかの狭い店でもまずないです。ナイフとフォークを持つような店でなければ腕はそんなに広がりません。むしろ問題なのは体の大きさではないでしょうか。
  • 改札が通りにくいのでは。
    →これは確かに。右手に荷物を持って左手に切符を持つようにしているので腕の伸ばし方が不自然になります。しかしそれだけです。

 実際はこんなものです。仮に当てはまってもあるあるネタみたいなもので「生活上の支障」には程遠いものです。参考まで。

羽生善治「上達するヒント」

 将棋界の第一人者による初心者~中級者向けの図書です。
 初心者向けの将棋の本といいますと、玉はこの形に囲いましょうとか、この局面ならこの手を指しましょうとか、とにかく具体的な指し手にこだわりがちです。まあそのぐらい具体的でないと初心者には訳がわかりませんし、読みの力を伸ばすためには「次の一手」的なトレーニングも重要かと思います。
 しかし、そんな絵に描いたような局面がそうそう実現するものではなく、実際に指していると何を考えて指していったらいいのかわからない、という状態に陥りやすいのも確かです。
 そこで重要なのがより長期的な戦略であったり、相手の狙いを判断して対応していくことだったりするわけですが、本書では抽象的な指針や判断基準を初心者にも理解できるよう、なるべく平易な言葉で解説しています。
 本書の有名な一節として「将棋は、一手だけよい手を指したからといって、それで急に状況がよくなるわけではありません。」(P22)というのがあります。実際に本書の内容も、場当たり的に都合のよい局面での指し手を示すのではなく、実際に海外のアマチュアの対局で指された棋譜に基づき、一局の対局の進行に応じて解説するという形式になっています。まさに上記の主張を踏まえた構成になっていて、解説に説得力があります。
 「位取り」や「陣形」だけでなく、「厚み」とか「進展性」といった難しい概念にまで幅広く踏み込んでいますが、こうした考え方を少しでも理解できるようになれば、自らの指し手だけでなくプロの対局の見方や楽しみ方も変わってくるのではないかと思います。棋力の向上というだけでなく、将棋というゲームの特性を理解しようとするのに有益で、長くつきあえる良い本だと思います。