あけましておめでとうございます。
しばらくブログに手を付けられずにいましたが、時間に余裕ができたので再開したいと思います。
本題ですが、10日ほど前から「ついにPythonがExcelに搭載!」と話題になっています。
Pythonの導入については何年か前から噂があったのを知っていますし、そのときから漠然と「古くなったVBAを置き換えるもの」というふうに捉えていました。しかし今回のPython in Excelはそうではなく「セルにPythonコードを直接書き込む」という仕組みになっているとのことで、つまり色を塗ったり印刷したりといった手作業の代替ではなく、強力なライブラリを使ってデータ分析やら機械学習やらができる、という部分がメインになっているようです。
というわけでPythonについては初心者ですしライブラリもよく知らないのですが、Insiderプログラムを適用しているサブマシンで10分ほどいじってみました。
当たり前ですがwhileループや関数定義(def)ができ、LAMBDA関数単体では困難だった再帰も楽勝でできます。これは素晴らしい。キュー/スタックのようなデータ構造が扱えるのもデカいです。LAMBDAのときに「これでExcel数式が完全なプログラミング言語に!」といった(いささか誇大な)宣伝がされていましたが、今回のは文句なしにプログラミングです。あと正規表現が扱えるはずなので、文字列の扱いも改善してくれそうです。
コードはクラウドで実行され結果が返ってくる仕組みなので留意すべき点はありますが、アルゴリズムの適用とデータ処理の可能性が大きく増したのはとても良いことなので、勉強をしながら正式リリースを待ちたいと思います。