お気に入りのパズル

 きょうは比較的早く帰宅することができました。午後9時に家にいられるなんて何日ぶりでしょう。一体何をしていいのかわからなくなります;-o-)
 そこでいきなりですが問題です。

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 右に8×8=64マスの平面Aがあります。これに1×2マスのパネルを隙なく、重なり合うことなく敷き詰めることはできるでしょうか。1×2マスのパネルは縦に置いても横に置いても差し支えありません。


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 まあ答えは簡単です。平面Aは64マスあるわけですから、パネルを32枚使えば敷き詰めることができます。
 右図は適当に敷き詰めた例です。


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 では、右の平面Bならどうでしょう。平面Aから、対角の隅にある2マスを除いた形になってます。マスの数は62マスですので、パネル31枚を使えば隙なく、重なり合うことなく敷き詰められそうですが、具体的な例を挙げることができるでしょうか。

 次の画像で解答を示しますので、少し考えてみてください。



 準備はよろしいでしょうか。


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 解答に移ります。
 説明のため、平面Bを市松模様に塗ってみました。色のついた部分は32マス、色のない部分は30マスとなりました。
 さて、ここに1×2のパネルを1枚置くと、どう置いても(縦に置いても横に置いても)色のついた部分と色のない部分をそれぞれ1マスずつ潰すことになることがわかります。
 …ということは、もし1×2のパネルで敷き詰められるとすれば、色のついた部分と、塗っていない部分のマスの数は同じでなければならないことがわかります。
 平面Bを市松模様に塗り分けた際に、色のついた部分は32マス、塗っていない部分は30マスとなりましたので、どうがんばってもパネルを15枚置いたところで色のついたマスが2つ余ってしまうことがわかります。

 よって平面Bを1×2のパネルで敷き詰めることは絶対にできません。平面が10000×10000-2マスであっても同様です(ただし「対角の角が」欠けていることが重要です)。
 算数の授業で5分くらい時間が余った時に使えるかもしれませんのでお役立てください;-o-)


ぐわぐわ団さんは楽しいブログです

 人事異動から2週間が経過しまして、早くも残業が60時間を超えてます。土日もすべて出勤です。これまで曲がりなりにも世に知れたホワイト企業のつもりで勤めてきましたが、こうした実態があることには憤らずにはおられません´A`)
 というわけで今にも死にそうな感じですが、そんな私を助けてくれる楽しいブログがぐわぐわ団さんです。

gwgw.hatenablog.com

 正直、夜中にこっそり見るぐらいが楽しいブログなのであまり広めたくないんですがやはり面白いです。
 タイトルとか全く関係なしのメチャクチャな展開になるのが素晴らしいです。読んで5分後には忘れているような中身のない意識高い系ブログが氾濫する中で、見事なアンチテーゼとして成立している(そういう意識はないでしょうが)と思います。
 とはいえ本当に意味不明、というぐらい突き抜けたエントリーもたまにあるのでどのタイミングで紹介していいかしばらく迷っていましたが、サンプルとしては以下のエントリーあたりがよろしいかと思います。

gwgw.hatenablog.com

 あらためて見ますとやはり絵が描けるというのはブロガーとしてうらやましいですね。どんなデタラメなネタでも、うさぎさんとごみちゃんのかわいらしさで和むこと請け合いなのがニクいです。これからもブレることなく、このほんわか感と記事のメチャクチャさを貫いてほしいと思います。

 ちなみに最新エントリー(4/16)に関して言わせてもらえば、スキスキスーとにこにこにゃんにゃんがごっちゃになっている輩が多すぎるのが嘆かわしいと思っています。この点をぜひ今後も啓蒙していただきたいです;-o-)


追記(4/17):記事の一部修正とともにURLを変更したところ、いただいていたスターが消えてしまいました。直接皆様のブログにお詫びに伺うべきなのかもしれませんが、改めてクレクレと言っているみたいになるのもナンなんですのでここでお詫びいたします。

電王戦への渡辺竜王のコメントが興味深い

 Ponanzaの勝利で終わった先日の電王戦第1局に対して渡辺竜王よりコメントがされています。

 リンク
電王戦2。 - 渡辺明ブログ

 局面そのものというよりPonanzaに対する見方が多くを占めている感じですが、やはり気になるのもその部分です。

ではPONANZAにどうやったら勝てるのかと考えた場合、発生確率は低いが出来が良い将棋になって中盤を互角に渡り合ったとする。しかし均衡が取れた局面というのは得てして難解でミスが出易く、そこから終盤までノーミスでいける確率、はさすがに分かりませんが、低い確率の先にまた低い確率が待っている、というイメージです。

 問題提起はあるもののやはり肯定的な結論は得られていません。現在のコンピュータ攻略の難しさ、トッププレイヤーの実力をもってしても手掛かりが見いだせないもどかしさが感じられます。比べるのも失礼な話ですが私が激指初段と指した時なんかとまったく同じような感じで、気持ちだけは理解できる気がします;-o-)

 そしてなんといっても以下のくだりです。

人間にとってミスが出にくいのは定跡形なんですが、PONANZAはそうは指してくれないんですよね。

 ひと昔前だと「コンピュータは定跡を機械的に覚えているだけでちょっと手を変えるとすぐに崩れる」と言われていましたが、今では人間の方が定跡頼みとなり、コンピュータに揺さぶられるうちにコロッと間違えるという状況になっているようです。思い返せば各時代の大棋士は「相手が勝手に転ぶ」といわれてきたものですが、今やコンピュータがそのような立場になっているというわけです。ここにも人間とコンピュータの立場が逆転してしまった状況が明確に現れていると思います。