アドセンスで月1万円を稼ぐまでの果てしない道のり

 奇跡が起きました。
 これまで1日100円そこそこ稼ぐのが限界だったメインブログ及び本ブログですが、ここにきて決算効果のせいか高収益を連発し、ついに3月の収益が1万円を突破しました。1日2000円オーバーしたときは画面に表示されている内容がしばらく理解できず、PVが表示されているのではないかと(2000PVというのもありえませんが)思ったほどです;-o-)
 というわけで来月からいつもどおりの弱小ブログに戻るのを覚悟しつつ、今日だけはこれまでの道のりを豪語させていただきます。

 なお、「月1万円」についてはすでにこのような良エントリーが存在します。アドセンス限定という内容ではありませんが私も何度か読ませていただきましたしタイトルも半分パクりましたスミマセン_ _)本気でブログを考えている方は私のようなサイトよりも、まずはこちらを参考にしていただきたいと思います。

www.bunkei-programmer.net

 では以下本題。

月1万円までの経緯

 2014年末にはてなダイアリーでメインブログである「もう一度学ぶMS-Access」を開設。
 マイクロソフトのデータベースソフトAccessの学習サイトで、データベースに関する理論とAccessの操作をバランスよく学べるサイトを目指していました。しかし当初の志はどこへやらで、関数リファレンスや珍妙なTipsばっかりになってしまいPVはさっぱり伸びませんでしたが、2016年の中ごろになってようやく月1万PVを突破しました。早速アドセンスを始めて勝ち組IT長者になったるんや~と思いましたが、ちょうどそのころから審査が難化しまして、しかも独自ドメインが必須要件になったため同年7月にはてなブログに移行しました。しかしそこから審査に通るまで5か月を要することとなります;-o-)
 また、メインサイトでは好き勝手なことを書く場所が確保できませんでしたので、2016年末にサブブログとして本ブログ「しいたけと猫が好き」を開設。PVは地面に腹をこするような超低空飛行が続いており、いまだに1日50程度です。書評エントリーはまあまあ評価が良いらしいですが、いずれ全く稼げるようなものではありません。
 結局、本日に至るまでサイト開設から3年以上の歳月が流れているのであります_ _)

あえてアドバイスをするなら

基本的に割に合わないということを理解すべき

 得られる金銭と労力を考えればアドセンスなどより普通にバイトでもしてる方がよっぽど効率がいいです。その辺りの効率性を重視するならそもそもこんな世界に踏み込むべきではありません。
 しかし事情により家庭から出るのが難しくせっかくの知識を生かす場がない、といった状況にある方にとっては、基本的に効率が悪くとも継続的な収入を得るための選択肢になり得るとは思います。ただし、小遣い程度ならともかく、生活していけるような収入を得るのは至難の業です。計算上は50万PV/月も稼げれば10万円/月以上のアドセンス収入が得られるかもしれませんが、その程度では平均的なサラリーマンの収入にも遠く及びませんし、そもそもそれほどのPVを得られているサイトが日本にどれほど存在するのか、冷静に考えてみる必要があります。

専門に特化して知識を提供するか流行を追うか

 この判断は重要かと思います。ブログの性格が定まらないようでは、つまり「何のブログなのか」を認識してもらえないようでは安定した評価もリピーターも獲得できません。本ブログがいい例です;-o-)
 専門特化型ブログの場合は当然その分野に関する優れた知識が必要ですし、トレンド系ブログの場合は目を引くサイトデザインや文章力、そして結局は自己プロデュース能力が求められます。どちらにせよあらゆるジャンルに数多のライバルが存在します。それらをきちんとリサーチし、自分がやろうとする内容で本当に勝負になるのかどうか、冷静に見極める必要があります。
 当然ながら、これは量で解決できる問題ではありません。なんとなく好き勝手なことを書き連ねるだけでPVがドンドン増えていくなど、才能あるプロの物書きか、芸能人のように既に別の分野で名を上げた人間でないとありえないことです。かたや何の武器もない素人が明確な方針も持たず「まずは3か月で100記事作ろう」などと臨むのは無謀そのもので、Tシャツ1枚でエベレストに向かうのと何ら大差ありません。

アドセンス審査において細かいことに固執しない

 アドセンスによる収益を狙う以上は審査を通らないとお話になりませんが、ブログがそれなりの規模と質を持ちさえすればあとは時間の問題です。何回か落ちたとしても、長期的なブログの将来像をイメージしながら着実に更新を続けてください。私も5か月ほどの間に20~30回落ちましたが全く悲観しませんでした。
 ところで2016年当時は外部リンクはダメとか画像を貼ってはダメとか、よくわからない噂が飛び交ってましたがそんなのは結局事実無根でした。公序良俗に反せず、あとは内容と規模さえ伴えば必ず審査は突破できます。有力サイトに負けない内容になったにも関わらずダメだとしたら、連絡先表記やサイトマップ、新着記事の表示あたりをきちんとすればよろしいかと思います。

どこまでも語れる分野があるか

 結局これに尽きるかと思います。
 釣りでもカメラでも何でもいいんですが、好きで好きでしょうがない分野があるならここまで来られるだろうと思います。さらに言うなら自分の知識が誰かの役に立つ、必要にしている人間がいるに違いない、という思い込みや信念があれば間違いありません。私の場合、Accessを学ぼうとするユーザーには操作マニュアルよりもデータモデルと正規化の概念に対する理解こそ必要だと考えたから始めましたし続けてこられました。ただし現在に至るまでそれが実現しているかというと誠に微妙ですが´A`)
 いずれ上記のような労力面でのコスパの低さを知りつつブログを継続していくためには、得体の知れない熱意とか根拠のない使命感とか、そういうものが必要なのだろうと思います。

SEOは考えるだけ無駄

 どこまでをSEOと捉えるかにもよりますが、基本的に無駄です。ブログの内容そのものに注力しましょう。あと敢えていうならデザインや写真の質は重要ですが、内容のないサイトをムリヤリ上位に表示させるような小手先の対策は(存在するにしても)ごく一時的な効果しか生みません。
 広告の貼り方なんかも違和感を与えるようなものでない限りそんなに変わりませんし、アドセンスの画面とにらめっこしてても得られるものは乏しいです。とにかく記事を第一に考えましょう。

記事タイトルとリライトは大事

 記事タイトルは大事です。「てにおは」にも注意を払いつつ、なるべく短く、内容が端的に伝わり、ライバルのページと似たり寄ったりにならない印象を与えることが求められます。
 私の場合メインブログは一応教科書的な構成にしているので「【非重複】主キーって何?メリットと設定方法を詳しく解説するよ!【非Null】」的な記事名をつけにくいのですが、それでもTipsなんかはそれなりに考えてやってます。記事における最も重要な一文といえますので、しっくりこなかったら何度でも見直すべきかと思います。 
 あと本文のリライトです。記事が少ないうちはどうしても「新ネタ」「新着記事」に捉われがちですし、一度これでよしとした記事を見直すのはなかなか億劫ですが、普通は重要な、優先順位が高い内容を先に記事にしているはずです。そこからむやみに記事数を増やそうとしてニッチな方向に進んでいくよりも、その既存の記事を育てる方が効果的な場合が多いです。
 もちろん、基本的に賞味期間の長い記事でないとやっても意味がありませんが、検索結果の2,3ページ目あたりに位置しているような記事に対してはかなり効果的です。だいたいその辺りでくすぶっているような記事は、改めて見てみると何か一味足りないところが思い当たるはずです。
 多少でも手を入れた記事は確実に検索順位を上げてきます。新しい記事がパッと出てこないようなら、迷わずリライトに励みましょう。

嬉しかったこと

 以前別のエントリーでも書きましたが、1日300PVに達したときは本当に嬉しかったです。その時点で開設から1年以上経っていましたが、やっと少しは人様の役に立つサイトになったのではないかと思うようになりました。このたびの1万円達成もそこそこうれしいのですが、その時の気持ちには及ばないように思います。

これからについて

 もしメインブログが完成の域に達したとしても月2万円とか、そのぐらいが限界かと思います。収益という意味ではハッキリと限界を感じていますが、完成度としては3~4割程度と感じていますしここで終わるのも中途半端すぎるので更新は続けていきたいと思います。

藤井六段が詰将棋解答選手権で史上初の4連覇を達成

 いやもうどこまで強いのか。

www.asahi.com

 藤井六段は土曜(24日)も地元の将棋イベントに登場していたそうなので、実際のところ事前準備もなにもなかったんじゃないかと思いますが、それでも全問正解で史上初の選手権4連覇となりました。プロとして多くの対局経験を積んできた藤井六段にとって、詰将棋との両立は難しくなってきたんじゃないかなどとも思いましたが、全くそんなことはありませんでした。凄まじい実力です。
 ところで、1問でも解けそうなら記念参加してみるのもアリなんじゃないかと思い問題を見てみましたが…

blog.goo.ne.jp

 第1ラウンドの1問目から実戦形とは程遠い双玉問題です。なんかもう4九の角に殺られそうな感じがムンムン漂っています。こんなのはとても素人には解けそうもなく、10秒で考える気力が失せました´A`)5問目なんかもちょっと何言ってるか分からない感じの問題です。これらを数十分でクリアして、さらに難しい第2ラウンドも完答するわけするわけですからやっぱり天才です。最近の対局ぶりを見ても、もはやタイトル奪取待ったなしとしか思えません。脱帽_ _)

母校の銘板に氏名が掲示されることになりました;-o-)

 べつに何かの偉業を達成したわけではありません_ _)
 かなり以前から、母校(大学)に寄付をしたいと思っていました。不肖私が職場に潜り込めたのも実際のところ母校のそこそこ高い知名度のおかげと思っていますので、ささやかながら恩返しと、後輩への手助けができれば…と考えたのであります。
 当時はやり方がわからず実行に移せなかったのですが、確か10年前かもうちょっと前ぐらいから国内の各大学で寄付サイトが相次いで立ち上げられ、寄付しやすい環境が整っていきました。そのうち我が母校にも寄付サイトができましたので、そこを通じて何千円かずつ寄付を続けてきました。
 そしてこのたび、寄付がそれなりの額に達したらしく、大学の講堂だか会館だかに私の銘板が掲示されますと事務局より連絡がありました。銘板といっても、いまの朝ドラ(わろてんか)で見かける芸人さんの名札掛けみたいなものかと思いますが、晴れて母校に錦を飾ることができました;-o-)
 まあ大した額でもないのですが、一度に支払うと後悔するかもしれませんし、続けることに意味があるような気がしていましたので、あえて時間をかけて支払うようにしました。そしてその間、冒頭に記したような気持ちが変わることはありませんでしたので今も納得しています。達成感とか満足とまではいきませんが、お金の使い道としてまあ悪くなかったな、ぐらいには思いますので、もしちょっとでも関心を持たれましたら、一度ご自身の母校の寄付制度をご覧になっていただきたいと思います。
 余談ですが、改めて母校のサイトで寄付の状況を見てみたところ、集まっている金額が少なくて驚きました。どう考えても他の卒業生の方が私より稼いでいるはずですし、何人かに1人の割合でも同じように寄付してたらもう1桁違うと思うのですが…ライバル校にも大きく負けているようですし、寄付文化がどうこうという以前に大学のプロモーション力の違いが大きく影響しているんじゃないかと思います。次回の寄付の際にでも直接指摘しておきたいと思います_ _)