ついにPS4/Switchにゼクセクスが移植されるようです

 PS4とSwitchのシューティングゲームの移植ラインアップが、まさに目を見張る内容になっています。
 プラスアルファとかP-47とか、サンダードラゴンあたりを突いてくるあたりが実に素晴らしいのです。さらにアームドFなんかもこたえられません。あの6面の昭和サスペンス歌謡的なBGMこそ至高のゲームサウンドといえるでしょう;-o-)
 あとアケアカではないですがタイガーヘリもいいですね。よく雷電シリーズの戦車がスナイプ戦車などと揶揄されますが、あれをはるかに上回る戦車の鬼畜ぶりを多くの人に味わってもらいたいと思います……というのはともかく、実際のところ10分かそこらで決着がつく展開の早さがいいですし、パターンを覚えるほどにじっくり上達できるスルメゲーなので、時間の足りない現代のゲーマーにこそおススメしたいです。
 そんな中でゼクセクスの移植のお知らせです。ソースは孫引きになりますがこちら。

www.simplelove.co

 そういえば何年か前にスターブレードの記事を書きましたけども、ゼクセクスを初めて見たのも同じ日でした。とにかくビジュアルを前面に押し出した印象を受けたものの、ゲーム性はまあ……といった感じでした。この辺りは誰もが同じように思ったはずです。あと、当日はギャラリーが多すぎるのが気になって1回もプレイせずに帰った記憶があります(最終的には数年後に1コイン1周クリアまでやりました)。
 しかし改めて見直せば、作品としての力の入りようは間違いなく当時の一流です。やや統一感を欠いたとはいえグラフィックは最先端のレベルですし、サウンドに関しても完成度は高いです。完全に私の趣味ですが、リズムにカッチリ合わせたスラップベースのフレーズ、ボスとかカニのBGM、そして一転して爽やかなスタッフロールのあたりは実に最高なのです。おみくじのところもゲームとしてみれば全く謎ですが、よく違和感のないサウンドに仕上げたと思います。
 そして拷問とさえ思えたステージ間デモも、今なら子供の学芸会を見ているような余裕を持って接することができるのです。やはりアケシューたるもの沙羅曼蛇2のように小さくまとまってしまうのではなく(あれも嫌いではないですが)、常にこのぐらい攻めているものであってほしいのです;-o-)
 ここで全く余談ですけども、3面のBGMはマグマックスの地上BGM1のアレンジに違いないのです。なんか一瞬同じように聞こえるだけ、と思われるかもしれませんが、少なくともマグマックスの90年代的解釈に違いないと私は信じています。まあ実際のところは作曲者に伺うしかありませんが;-o-)
 というわけで、ここ数年PC以外に1万円以上の買い物をしてこなかった私ですが、あまりの衝撃にここでついに本体購入に踏み切るかもしれません。その際は改めてご報告したいと思います。

AOJのGRL_1_Aを解く(C)

 どう転んでも例の10万円が我が家には来ないらしいことがわかりました。
 つまり耐乏生活は続くのです。休日といえどもお金のかかる娯楽はもってのほか。昼はCGCの安売りパスタでお腹を膨らませ、午後はお金のかからない趣味……そうプログラミングです。やりましょう、プログラミングやりましょう。

 というわけで、お題は2年ぶりぐらいに訪れましたAOJのGRL_1_A/Single Source Shortest Pathです。
 最短経路探索の基本問題とか紹介されてたんですが、問題文を読んでも全く訳が分かりません;-o-)仕方なくWikipediaのダイクストラ法の項に記されていた疑似コードとやらを翻訳していきます。言語はCです。たまたまCの本が部屋に転がっていたからですけども、何回やってもscanfの&を付け忘れるのでたぶん私には向いてません。
 (苦節2時間経過)ついにそれっぽいコードができました。提示されていた入力例に対し正しい答えが得られましたので勇んで提出してみたものの、残念なことにタイムアウト;-o-)どうもWikipediaの疑似コードにおける集合Q(解が未確定である頂点……たぶん)の管理がアホみたいに重すぎるのが原因のようです。もうこれ以上はわからないので仕方なく他所様が提出されたコードからヒントを探します。
 (さらに10分経過)なんとなくわかりました。面倒なQの管理をバッサリ省いて提出したところ、ついにACが得られました。
 コードがこちら。

#include <stdio.h>

int main(void) {

    int V,E,r,s[500000],t[500000],d[500000];
    int ans[100000];
    int i,flg;

    scanf("%d %d %d", &V, &E, &r);

    for (i=0;i<E;i++) {
        scanf("%d %d %d", &s[i], &t[i], &d[i]);
    }

    for (i=0;i<V;i++) {
        ans[i]=1e9;
    }

    ans[r]=0;

    while (1) {
 
        flg=0;
        for (i=0;i<E;i++) {
            if (ans[s[i]]+d[i]<ans[t[i]]) {
                ans[t[i]]=ans[s[i]]+d[i];
                flg=1;
            }
        }

        if (flg==0) break;
    }

    for (i=0;i<V;i++) {
        if (ans[i]==1e9) {
            puts("INF");
        } else {
            printf("%d\n", ans[i]);
        }
    }

    return 0;
}

 重要なのはWhile文の内部だけで、その前は初期化、その後は回答の表示に過ぎません。
 そのWhile文の要点はこうです。

  1.  すべての辺の情報を読み出し、解(配列ans=各頂点に至る最小コスト)を更新できる頂点については更新する
  2.  1.により解が更新される頂点が1つでも存在していたなら1.に戻る。なかったなら最終解に達しているので終了(回答の表示に移る)

 回答の桁数がintで足りているのかよくわからなかったり気になるところはありますが、ACになったのでもう考える気力が起きません。釣った魚にエサはやらないスタイル;-o-)

ジャングルガン実機画像

 シリーズ第39回目となります。
 さて、セガのアーケードゲームヒストリー(こちら)を見ると「1966年発売の『ペリスコープ』に始まり……」などと書かれており、セガのゲーム史はペリスコープと共に始まったとされています。一方で、以前の記事で紹介したパンチングバッグのほかセガ1000(ジュークボックス)のような作品が60年代前半に存在しており、セガのtwitter公式アカウントでは「セガの歴史はこの『セガ1000』の開発からスタートしています」と言及されています。対象とするジャンルや組織の変遷の関係もあってどこからがセガの歴史なのかはいろいろな見方ができますが、さらに祖業であるスロットマシンの時代を考慮すると50年代以前にまで遡ることとなります。
 今回はそんなセガの非常に古くてレアな作品です。ロケーションは鬼怒川温泉ホテルさん(営業中)です。いまだに残る「政府登録」というネオンが渋い、ナイスなホテルです。
 画像はこちら。


(鬼怒川温泉ホテル/栃木県 クリックで拡大します)

 2台並んでいるオレンジ色の筐体がジャングルガンです。セガ1000とほぼ同じ61年ごろの作品とされているようですがどうもはっきりしません。なにせググってもレッツゴージャングルしか出てきません。おにたま様が公開しているゲームマシン誌1978年6月15日号(こちら。アーカイブトップはこちら)の8ページでやっとモノクロの筐体写真を確認できる程度で(この特集自体とても面白いのでぜひご一読を)、内容はいつものごとく全くわかりません;-o-)
 なお手前の筐体では銃が2本の赤いバンドで補強されているようですし、奥の筐体の側面がやや傷んでいることからも、この時点でかなり長く稼働しているのは確かなようです。


 そして左端にわずかに写っているマシンは、同じセガの後発作品のスペースエースのようです。上記ゲームマシン誌でも一言だけ触れられているほか、海外のコレクターによる画像も確認することができます。

http://www.pinrepair.com/arcade/spaceace.htm

 筐体のペイントは異なるものの特徴的な銃の形状は一致しているようです。ドラム弾倉が作品のイメージに合ってない気がするものの、銃の中央に描かれた宇宙っぽい部分は実にカッコイイです。


 というわけで、作品がレア過ぎる弊害で内容に言及できないのが心苦しいですが、せめて「ジャングルガンはオレンジ色のガンシュー」というだけでもセガ豆知識としてお使いいただければと存じます;-o-)
 そしてこの謎コーナーも次回でついに40回目となります。さらにビックリするような作品があればいいのですがちょっと見当たらなさそうなので、温泉ムード重視で行きたいと思います。


追記1(2022年3月):
 現在もそれなりにレトロゲームが残っているようです。ニューペニーフォールは見事ですねえ。
 ほかにもファイナルラップやチェイスH.Q.などが確認できます。

www.kinugawaonsenhotel.com


追記2:
 最も奥のピンボールはSan Francisco(Williams,1964)のように思われます。