藤井七段が棋聖奪取

 もう2日経ってしまいましたが、いまだに興奮冷めやらぬとはこのことかと思います。
 棋聖戦第4局は中盤まで先手の渡辺棋聖優位で進んでいたものの、80手目の3八銀あたりで藤井七段がリードを奪い返し、その後は先手に粘りを与えず勝ち切りました。当日は速攻で帰宅して70手目あたりから見ていましたが終盤の指し回しは惚れ惚れするほどで、とても高校生とは思えないものでした。
 既に2勝を挙げている王位も奪取が濃厚ですし、「いつかは」と思われていた棋界完全制覇ももはや遠くないところまで来たようです。それほどレベルの高い完勝劇でした。