小学校の近くにいると子どもより先生がうるさいです;-o-)

 ちょっと前に、どこかで保育園を開園しようとしたところ、子供がうるさいという理由で近隣住民の反対にあい、最終的に開園を断念したというニュースがありました。
 こういう反対運動には隠れた理由があったりするので表向きの理由を100%真に受けるべきではないとは思うのですが、確かに学校や保育施設に隣接していると相当うるさいだろうというのは想像に難くありません。
 というのも、私の家も小学校からそれほど遠くないところにあります。隣接というほど近くないので音量的にはたいしたことはないのですが、運動会や体育の授業のときは結構子どもたちの声が聞こえてきます。プールのときなんかは周囲が奇声というか歓声に包まれます。
 しかし、しょせんは子供の声ですし、うるさいというよりその季節の風物詩といった感じでむしろ微笑ましいものです。ブラスバンドの練習なんかをやっているきには課題曲の難しい(らしい)部分が延々繰り返されてだんだん洗脳されそうになりますが、それでも腹は立ちません。

 むしろ本当に気に障るのは先生の不愛想な校内放送(呼び出し)、そして生徒にマジギレしている部活指導の先生の怒号です。
 子供の声は基本的に楽しいときにあげる声、あるいは仲間同士の掛け声なので人を不安にさせることはありません。しかし先生の大声はたいてい生徒を叱りつける声です。それを周囲に遠慮なくまき散らしているのです。飲食店に行ったときに若い従業員が怒られているのを聞いて不愉快な思いをした経験がある方は多いと思いますが、聞かされている方はまさにああいう気分になります。先生方は指導の一環、つまり仕事だから問題ないと思われるかもしれませんが、できましたらもうちょっとその辺りに気を配ってもらいたいです。音量的には生徒の声と同等でも、内容の不愉快さが「うるさい」と受け止められるということを気に留めてもらいたいのです。以上現場からでした_ _)

腕相撲で負けた人とコウケツ農場に騙された人は同一人物か

 将棋の話が続きましたんで今日は北斗の拳ネタです。
 連載当時からですが、アミバ編で腕相撲で負けて腕をなくした荒くれ者と、後にコウケツの農場に騙されて奴隷になってしまった人は同じ人なんじゃないかと思っていました。
 しかし思っていたまま30年、比べる機会がなかったのでこのたび原作のコミックで確認してみました。 

腕相撲で負けた人

 コミック6巻より。
 アミバ配下の木人形(デク)狩り部隊であるギュウキと、食料をかけて腕相撲対決をする血気盛んなモブキャラです。

ピンが腕に来てしまいました;-o-)腕の太さならメジャー級です。

 しかしギュウキがアミバにより筋力を数倍に強化された人間であるとは知らなかったのが不運でした。あえなく敗れ、台上に仕掛けられた回転ノコギリで右腕を失ってしまいます。

世紀末救世主は動かず。男の戦いを汚すのは北斗神拳の流儀ではないのです。

コウケツ農場に騙された人

 次はコミック24巻より。
 コウケツはかつてラオウ軍の雑用係でしたが、美食倶楽部でタバコを吸ったような感じ(適当)で追い払われてしまった、まさに最下級のザコキャラでした。
 しかしその後、世が平穏を取り戻す流れに乗じて農園経営を拡大。各地から農奴を集めて過酷な労働をさせる冷血な農園主となったのであります。

 そのコウケツ農場に騙されたのがこちらの人です。どうぞ。

腕なんかは近い感じですけどねー。本人なら義手ということになってしまうんですけども。

 あれ、記憶よりだいぶクリーンな感じですね。
 体格といい役回りといい、そこそこ共通点はあるのですが…

言葉遣いが丁寧になっただけで基本線は同じと言えなくもない。

 今見ると嫁さんが美人なことの方が気にかかります。
 しかしこちらもやはりモブキャラ。チンピラさんの口車に乗せられた挙句、不毛の地に送られてしまうのであります。

やっぱりだまされる;-A-)

結論

 思ったほど似てませんでした;-o-)存在感が似たような感じだし、ひいき目に見ればジャイアンときれいなジャイアンぐらいの差で収まっているんじゃないかとは思いますが、同一人物かというとちょっと弱いですね。
 これだったら同じアミバ編で「ん!?まちがったかな…」された爺さんと無抵抗村の村長の方が近かったかもしませんが、もはや面倒なので各自ご確認ください。それではまた;-o-)

「天才棋士降臨・藤井聡太 炎の七番勝負と連勝記録の衝撃」日本将棋連盟(発行)

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 29連勝時のブームも落ち着いたものの、その後も将棋界の話題の中心となっている藤井聡太四段の書籍です。
 デビューから1年もしない棋士の本が出てしまうというのは極めて異例ですが、注目ぶりを考えると出ない方がおかしいわけで、ここにきて関連書籍が相次いで出版されています。本書もその一つです。


 内容はといいますと、公式戦29連勝とAbemaTVの炎の七番勝負(以下「七番勝負」)の各対局の簡単なまとめ、七番勝負の自戦記、同じく対局相手のコメント、日常生活等についてのインタビュー(ほぼ将棋年鑑からの転載)、七番勝負企画者である鈴木大介八段と師匠の杉本七段による七番勝負評など。公式戦29連勝はざっと振り返るぐらいで、中心となっているのは七番勝負の方です。

 メインは七番勝負の自戦記です。対局相手や対局そのものの意義について触れている部分もあり、そこから垣間見える勉強ぶりや対局への姿勢が実に真摯で、背筋が伸びる思いがします。局面の説明もしっかりしており、普段目にするプロの解説そのものです。"詰将棋が得意な中学生"というイメージがまだ残っている方もいるかもしれませんが、この自戦記を読めばそうしたイメージも一気に覆り、すでに立派な研究家であり勝負師であることがよく理解できると思います。余談ですが仮に中学生の時の私に同じ棋力があったとしても、こんな立派な文章が書けたとは到底思えません。たぶん「よくわかんないけどこう指したら勝っちゃった^o^)」とか「まだ本気出してないだけ」とかそんなのばっかりだったんじゃないかと思います;-o-)
 各対局時の服装や昼食・夕食の注文まで記している部分があったりして"観る将"を意識している面も見られますが、インタビューもロングインタビューではなくごく簡単なものですし、将棋世界Specialのようなファンサービス要素はあまりありません。ある程度の棋力があって"藤井の将棋"を知りたい、棋界の先を展望したい、と考える将棋愛好家向けかと思います。