パレデテの甘く爽やかなフレーバーティー「テデザリゼ」

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 先日の記事で茶葉店パレデテを紹介させていただきました(こちら)が、今回は同店の緑茶フレーバーティー、テデザリゼです。とにかくパッケージがおしゃれです。テデザリゼ=風のお茶、というイメージにピッタリの、夢のあるデザインです。


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 開封するとフルーツの甘い香りが辺りに広がります。ティーバッグはこれまたおしゃれなコットン製です。
 味についてですが、ベースは緑茶ですが控えめで渋みはほとんどなく、桃を中心としたフルーツの爽やかな甘さが特徴的です。この甘みはやはり女性向けかと思います。

 パッケージのように南の島でひとりのんびり…とはいきませんが、これからの夏を夢見ながらゆっくり味わうのにピッタリのお茶です。


将棋世界Special「加藤一二三 ようこそ! ひふみんワールドへ」

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 メディアへの露出が増えるとともに、独特すぎるキャラクター、そして史上初の中学生デビュー棋士としての長年の活躍によりますます注目を集めている加藤一二三九段のムック本です(発刊は2013年)。
 構成は巻頭グラビア(1枚目が「膝立ち&ネクタイ長すぎ」写真です)、芸能界の将棋実力者として知られるつるの剛士氏との対談、将棋人生を振り返るロングインタビュー、ライバル棋士との数多くの対局から精選した自選好局解説などなど。
 この手の本は基本的に初心者向けで、記録集とかエピソード集みたいな部分が多くインタビューなども取って付けたように内容が薄いものになることがあります。しかし、本書ではそれぞれのコーナーに十分なページを割いていて、きちんと本人の言葉でまとめているところが多いためなかなか充実した内容となっています。また、中原十六世名人が加藤九段との将棋を語るコーナーも貴重な資料かと思います。テレビでの加藤九段はただの「面白いおじさん」かもしれませんが、人生の60年を盤上の戦いに捧げた男としての生きざまを、ぜひ本書で知っていただきたいと思います。

 ちなみに「ひふみん○×クイズ」のコーナーもありまして、ネタバレになりますが「対局中に駒を割った」「対局中にバナナを房からもがず直接食べた」「電動カミソリの充電を知らず、電池が切れるたび買い足していた」という伝説(噂)は本人により否定されています。ただ、対局中に盤が割れた(乾燥で自然にヒビが入ったようなものだそうですが)ことはあったそうです。


 なお、加藤九段の著書「求道心」についてもこちらで紹介しています_ _)

www.yomogi2017.xyz

♪マルコス・ヴァーリ「ヴァンダ ヴィダル」

 ネタがないときはお気に入りの曲を紹介していきたいと思います。音楽知識だけでなくミュージシャンについての知識も薄いため全然内容がありませんが、たまたま気に入るような曲があったらラッキーと思ってください_ _)
 さて、Marcos Valleの傑作「Parabens」については先にこちらの記事で取り上げさせていただきました。

www.yomogi2017.xyz

 「Wanda Vidal」は2分ほどの短いブラジリアンポップスです。「Parabens」の30年も前に出た曲ですが、イントロがほとんど同一なのです。私は当然「Parabens」の方を先に聞いていたのですが、この仕掛けにはちょっと驚きました。
 ただ、本編は全く別物で、さらに出だしがなんだか間の抜けた感じなので、初めは奇妙な雰囲気に包まれます。しかしその単純な繰り返しを聞いているうちに何だか力が入っていき、次第に「これはかっこいいんじゃないのか…」と思わされるのです。誰だったか忘れたものの「ブルースリーの映画を初めて見ていきなり爆笑してしまった…しかし映画館を出るときには、完全に彼になりきっていた…」といった感じの文章を読んだことがありますが、それに近いかもしれません。一見すっとぼけた素朴な歌声の背後にある楽曲が洗練されていて、組み合わせが新鮮なのです。
 Youtubeには後年のライブ版も上がっていて、こちらは本気でかっこいい大人のアレンジになっていますのでよろしければご一聴いただきたいと思います。

 ところで、気になっているのはこの歌の歌詞です。最近急激に精度が上がったといわれるGoogleの翻訳にかけても、とりとめのない感じで正直意味が分かりません。そこがまたミステリアスで、どこかの翻訳業者に依頼してでも意味を知りたいと思っています。