特に変わった出来事もないので、ここで謎の昭和企画第5弾。
今回は河口湖畔の丸栄ホテルさん(現:若草の宿 丸栄)です。
(丸栄ホテル/山梨県) クリックで拡大します
テーブル機はちょっと難しいですね。手前中央の白いテーブルのパネル部分がヘッドオンN(「HEAD-ON-N」。ヘッドオンの任天堂バージョンらしきもの)のように見えますが、インストカードとなるともうわかりません。
では奥のマシンについて。まず右端の男性がプレイしているのがボールパーク(タイトー・Midway,1974)です。これを含むタイトーの超レトロ機を多数集めたゲーム展が2017年秋に柏で開催されていたのですが、都合により行けなかったのを大変後悔しております;_ _)
その左のほとんど隠れているのが、おなじみ国盗り合戦(コナミ・レジャック)。そしてその左に見えているのが姉妹機といえるメダル機、世界の旅です。難易度と払い戻し倍率が異なる3つのコースから選択できるルールになっているそうですけども、国盗りがあまりに出回ったせいかこちらは見た覚えがないです。
中央やや左に白い筐体が2台見えます。右は画面周りのデザインがサーカスに似てますがちょっと違ってまして、調べても同じものがみつかりません。左のは側面しか写ってないので全くわかりませんけども、ドル袋を盗むゲームなんてルパン三世以外に思いつきません;-o-)だとすれば右はアクロバットかトランポリンか……ということになりますが、ともに筐体デザインが本来のものとかけ離れてて、やっぱりちょっとわかりませんねえ。
配置が分かりにくいですが、その右(奥)に隠れているのがセガのメダル機グランドダービーです。ニューグランドダービーの方かもしれませんが側面のデザインが異なりますし、正面上部の赤い文字(「GRAND」と「DERBY」)の間にあると思われる黄色い文字(「NEW」)がないので、旧の方かと思われます。その右がスーパースピードレースV(タイトー,1978)、さらにモナコGP(セガ,1979)と続きます。
左側の茶色っぽい箱型のはジュークボックスです。その右に2台あるのはデータイーストのオーシャンツウオーシャンという9リール8ラインのスロットマシンです。開発がどうなのかまではわかりませんが、デコのスロットというのは珍しいですねえ。
というわけで今回目を引くのは、ほとんど情報が見当たらない世界の旅と(間違いなければ)グランドダービー、オーシャンツウオーシャンの3つでしょうか。もうちょっと大きく写っていればよかったのですが……
追記1:
サーカスのようなゲームですが「ホッピング」ですね。日本ゲーム博物館さんに実機が存在するとのことです。
内容はやはりサーカスの亜流で間違いないようです。
https://twitter.com/OneMoreTimeC/status/855270240921333762
また、メーカーはショウエイのようです。ゲームマシン誌1978年6月1日号に記述があります(P2)
https://onitama.tv/gamemachine/pdf/19780601p.pdf
追記2:
コメントをいただきましたように中央のある2台の白い筐体のうち左のものはショウエイのパイルブレイク(ブロック崩し)です。
上記追記1のゲームマシン誌1978年6月1日号でも同じ筐体が確認できます。