ペリスコープ(タイトー)ほか実機画像

 ご無沙汰しておりました。久々にレトロゲーム画像とまいりましょう。シリーズ第46回目となります。
 ロケーションは芦原温泉の清風荘さんです。当時(70年代初めと思われます)は4階建てぐらいの中規模なホテルだったようですが、現在はさらに大きく近代的な建物となって営業中です。
 画像はこちら。


(清風荘/福井県 クリックで拡大します)

 左の奥にちょっと見えるのが昔よくあったショート動画再生マシンです。タイトルはムービーなんとか、おそらく「ムービー映画館」と書かれているようです。内容は成人向けと思われますがどうでしょうか。
 その隣がタイトー版ペリスコープです。60年代の作品なので現在の視点では激レアマシンですが、さすがタイトーだけあって当時の出回りは悪くなかったようです。今後もいくつかのチラシでご覧いただく機会があるかと思います。
 中央やや右のマシンが同じくタイトーのバスケットボールのようです。ナムコ版ペリスコープの回にもありましたがバージョン違いらしく脚の形状がちょっと異なっています。
 そして右側の白いマシンが今回の問題作です。タイトルは何かアルファベットのように見えますがちょっと読めません。形状的にはホイホイテストに似ていて、雰囲気はミニコンピューター(中村製作所)っぽくもあります。興味深いですがとにかくタイトルの見づらさが残念です。隣のクレミーを見習ってほしいところです。

追記1:
 コメントをいただきましたとおり、手前の女性がプレイしているピンボールはFun Land(Gottlieb,1968)とのことです。プレイフィールドで識別するというのが私には到底できそうにありません;-A-)

追記2:
 コメントをいただきましたとおり、白いマシンはカトウのアニマルタッチで間違いなさそうです。ただ、同一のマシンとは思われますが同社の製品リストに「動物合せ」というものもみられるので「合せ(合わせ)」つまり「MATCH」の可能性も0ではなさそうです。


 せっかく久々の更新ですのでもう一か所紹介します。
 ロケーションは温根湯温泉の大江本家さん(営業中)です。なお観光王国の北海道ですが、本シリーズに登場するのは初となります。もちろん北海道のチラシもある程度の数を所有しているものの、伊豆とか北陸の温泉地に比べて表現がやや地味で、取り上げたくなる画像が少ない印象があります。
 というわけで画像はこちら。


(大江本家/北海道 クリックで拡大します)

 一点ものの画像です。キングボール(日本自動販売機)です。
 Caitlyn氏のページに内容も含めて記載されています。要はボールを打ち出してポケットに入れ、1列揃えば景品ゲットというオーソドックスなプライズもののようです。
 当時のカタログや業界紙のモノクロ写真だとべったりと真っ黒な色合いになってしまいますが、これならタイトルも見えますし筐体の模様もよくわかります。やはりカラー写真の威力は絶大なのであります。
 ちなみにここにもクレミーらしきものが見えます。案外大ヒット作だったかもしれません。