(メダル)ハーネスレースほか実機画像

 シリーズ12回目です。
 場所は新潟県の瀬波温泉にありましたホテルすずきヶ池さんです。
 高台に位置するかなり大規模なホテルで、日本海の夕日鑑賞スポットの一つでしたが、2003年に廃業されているとのことです。

 往年の画像がこちら。

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(ホテルすずきヶ池/新潟県 クリックで拡大します)

 なんといってもハーネスレース(セガ)です。馬の模型(このゲームの場合は二輪の馬車)が実際にコースを周回してレース結果に基づきメダルが払い戻される、というタイプの始祖と考えられている画期的な競馬ゲームです。つまりロイヤルアスコットもザ・ダービーシリーズもGⅠクラシックも元をたどれば全てここにたどりつくわけであります。
 このマシンの意義と機能の詳細についてはこちらの記事をご覧いただきたいと思います。

blog.goo.ne.jp

 続いて左側のマシンです。左端がちょっと暗いのが残念ですが、順にモンテカルロ(セガ)、エアアタック(セガ)、グランプリ(セガ)、今回唯一のビデオでありますスピードレース(タイトー,1974)、nazox2016様にご教示いただきましたラッキーフラッグ(旗上げゲーム)、あとはTime80っぽいパチンコタイプのマシンが並んでいます。
 このうちグランプリについては、当時よく見られた投影型のレースゲームです。こちらに日本ゲーム博物館さん所有機によるプレイ動画がありますけども、同一機種かどうかはともかく何かこういうゲームをプレイしたな~という思い出のある方は多いと思います。

1969 セガ グランプリ 完璧プレイ - YouTube

 また、モンテカルロは模型の車を左右に動かしてライバルカーを避けるタイプのゲームです。これもタイトーのスピードランナーとほとんど同一ですけども、こうしたメカが表現できる世界というのは相当に限られていましたのでほぼ同一内容のゲームであっても「一つのジャンル」としてくくられるような感覚があって、特にパクリとか言われることはなかったと思います。まあメーカーの方はそんな寛大ではなかったでしょうけども。
 

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 ちなみにですが、同じリーフレットに記載されている館内マップです。
 建て増しを重ねてかなり複雑なつくりになっているのがわかります。上記写真のゲームコーナー(5階)が”第1”だったりするのがすごいですけども、まさに高度成長期の温泉リゾートという感じで興味深いところです。この辺りはゲーム趣味とは別に取り上げてみたいところでありますが、参考まで。