シリーズ第40回目です。
ロケーションは志賀高原にありますビワ池ホテルさん(営業中)です。前回の予告の時点ではもっとコテコテの温泉ホテルを取り上げる予定だったのですが、事情により変更しまして高原のリゾートホテルとなりました(ただしこちらも温泉地です)。
では画像をどうぞ。
(ビワ池ホテル/長野県 クリックで拡大します)
左端から行きましょう。まずはエレポン(タイトー,1973)です。第4回目でもチラリと写ってましたけども、大きく写るのは今回が初となります。他のホテルでもたびたび出現するので、そのうちまとめて掲載するかもしれません。
その隣のマシンがちょっと光っててわかりにくかったのですが、よく考えるとボールパーク(タイトー・Midway,1974)でした。これも第5回目にて出現しています。
さらに隣のマシンもタイトルが見えませんが、これは神風(フジエンタープライズ,1976)のようです。これも第3回目で登場しています。
さてここからが本題です。奥の女性がプレイしているのがTrak10(Atari,1974)です。世界初のステアリング付きレースゲームとされている同社のGran Trak10をよりコンパクトなサイズに収めたものとされており、詳しくは下記のチラシで確認できます。アタリはポンの頃からこのデザインの筐体を使っているようですがやはりスマートですね。
The Arcade Flyer Archive - Video Game Flyers: Trak 10, Atari, Inc.
続いてその手前にあるオレンジ色の大きな筐体です。最初はユニバーサルのスーパースターっぽいなあと思ってたのですが、よく見ると同社のニューケンタッキーダービーでした。電光式の競馬メダルゲームです。ここは毎度のことながらnazox2016様による記事をご覧いただきましょう。同氏も実物を見た記憶がないようですので、珍しい機種なのかもしれません。
そして右端に大きく写っているのがタイトーのグランドフォールスツーです。一見プライズ機のような雰囲気のメダルゲーム(プッシャー)です。
改めてググってみると画像が全然見つからないので驚きました。しかしこの機種はなぜかホテルのチラシで多く見かけるような気がします(あとデッドヒートも)。一方で、同じタイトーのギャラクシーフォールスなどはいかにもありそうなのにほとんど見当たりません。まさかのホテル専用機;-o-)なんてことはなくただの偶然かとは思いますが、少々興味深いところです。
なお最も奥にあるピンボールはTop Card(Gottlieb,1974)のようです。我ながらよく気づきました;-o-)
というわけで次回こそコテコテの温泉ホテルで行きたいと思います。つづく。
追記:
グランドフォールスツーについてはゲームマシン誌1976年1月15日号(P5)にて画像を見つけることができます。画像からツー(Ⅱ)と読み取れる要素はないですが、Caitlyn氏のリストによるとワンは青い筐体のようですし、こちらはツーで確定としたいと思います。
→本記事のタイトルを含めて直しました。